2008年12月2日火曜日

「社会に吹く乾いた風」

毎晩新しい寝袋で眠って起きたらそれをゴミ袋にしてごみを詰めて捨てまた新しい寝袋で眠る生活をする人が増える、少年のころの記憶のせいで効率が悪くなっていると感じ少年のころの記憶を消して効率を良くしようとする社会に吹く、1920×1200の小さな炎がびっしりと並ぶコンロの上で表面の皮に当たる小さな無数の炎の刺激を個別に死んだ脳に送りながら焼かれて出来た魚料理の匂いがする、こすると粉になってしまうが生きていくためにはこすり続けなくてはならないというものの粉を舞い上げ口に放り込んでくる乾いた風。

2008年11月15日「生活する人が増える社会」+http://igawasin3.blogspot.com/2008/11/blog-post_04.html)

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