2009年1月26日月曜日

「顔つきで読む分厚い本」

最終的に人間の器官のどれかに成長するオタマジャクシの詰め合わせを最後まで飼育したときの水槽の様子を覗き込む時の、全て片仮名で表記すべきであるとされている類の独り言が歌詞になっている歌を聴いて記憶したものが心の中で流れているような顔つきで、降り積もった雪の中に落とした腕時計を数時間後に気が付いて探しに戻ると見つけて掘り返してまた使える冬に、何気に登った子供がいくつか浮かぶ白い雲の上に黒いヘリコプターが何機も隠れているのを見つけてよくショックを受ける丘の上で読む、自分が初めてソフトクリームを食べたときの感想を正確に思い出すための詳細な手順が小さな文字で書かれた分厚い本。

2008年12月25日「水槽の様子を覗き込む時の顔つき」2009年1月10日「冬に読む本」

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