2009年2月8日日曜日

「旅の一部である歩数」

計算上地球上に存在する全ての水分が一度はビールに加工され人々によって消費されたことになる記念の年に、一人二人と迷い込んでくる外国人観光客にエキゾチックな気分に浸ってもらうために地元住民が取る態度を無視して、日常のくだらない些細な物事について原始時代から受け継がれ世界中で共有されてきた感性についての雑談の例文集を暗記してから出かける旅の一部である、明け方に生きた牛が自分から歩いて入っていくのを見ることができるステーキの自動販売機までの、足元に敷き詰めてある方眼紙を見つめながら歩くことで升目感覚の感度を最高まで高めるために必要な時間と距離を同時に示す歩数。

2009年1月11日「記念の年に出かける旅」2009年1月28日「自動販売機までの歩数」

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