2009年3月30日月曜日

「死の呼び方の使い分けについての問題文」

自分の不幸については弱気他人の不幸については強気で行くか自分の不幸については強気他人の不幸については弱気で行くか自分の不幸にも他人の不幸にも強気で行くか自分の不幸にも他人の不幸にも弱気で行くかで迷っている中学生が作り出す、人生の途中で過去に生きていた誰とも同じでないことが明確になってからの死とそうでない死とを区別するための死の呼び方の使い分けについての、何気に登った子供がいくつか浮かぶ白い雲の上に黒いヘリコプターが何機も隠れているのを見つけてよくショックを受ける丘の上で読む、自分が初めてソフトクリームを食べたときの感想を正確に思い出すための詳細な手順が小さな文字で書かれた分厚い本に書かれた、段ボール箱を撮影すると高さと幅と奥行きなどの寸法と容積が表示される携帯電話で撮影した、北極海に浮かぶ巨大な氷の塊に似た形の氷を冷凍庫で作ることができる製氷器から取り出した氷と同じ大きさの、答えが長くなる数学の問題を解いていると途中でくじけてしまう人のためのくじけてしまった所までを問題の前提として自動的に問題文に取り込んでくれるシステムを使ったときに最後の一手でくじけた振りをした時にシステムが示す長いけれど簡単な問題文。

2009年3月13日「迷っている中学生が作り出す死の呼び方」2009年3月5日「丘の上で読む本に書かれた氷と同じ大きさの問題文」

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