盗みやすさと逃げやすさとを追求して設計された美術館の入り口に表示してある入場料の価格設定の異常な高さを気にして過ごす、平日には真面目に働いている人々が溜った怒りを悪いことをして発散するために一週間ごとにやってくる日曜日に、料金を安く設定しすぎて定員をオーバーした分の人が支払った料金だけが利益になるという状態の重い旅客機の下で、一人に一つずつ水泳用のプールが与えられる学校の三百のプールが配置されたグラウンドで自分のプールを探す子ども。
(2009年7月5日「価格設定の高さを気にして過ごす日曜日」+2009年6月13日「旅客機の下でプールを探す子ども」)
2009年7月19日日曜日
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