2008年9月30日火曜日

「宇宙人の抱き方」

未来が既に決まっていると仮定した場合に各時代の人々に課されて果たされていった義務を期限内に果たせそうに無い時代の人々が身内の中に発見する真犯人である、深いのでゴミを捨てても大丈夫だろうと思ってゴミを捨てたらあまりに透明なので底まで丸見えな湖みたいだと大事な話をした後によく言われる性格の人を、外にいるのにまるで安全であるかのような完全な暗闇の中で一番近くにあるものが遠くにある星であると錯覚させる光の冷たさを感じる器官を敏感にさせる作戦を一緒に立てる、人間が生きていくために既に老いた地球や太陽を介護する義務を負う時代に必然的に出会う同じような義務を負い始めた初対面で意気投合できる意外と近くに居た宇宙人の、背後から肩を叩かれた時にスイッチを入れた掃除機の吸引口で肩を叩かれたようなウザさを感じさせるほどの馴れ馴れしい嫌われ者が背後から近寄ってくる気配に対する予知能力と反射神経に基づく動作のスイッチを入れる、互いの匂いを嗅いだ瞬間に広がる自分を含むたくさんの人々のかなり先までの細かい予定表が並ぶ広い平面が互いに重なり合う部分があるかどうかに関するイメージの位置を人工的に調節するための匂いの層の下に潜り込んでする、育った環境によって左右される異性に対する好みのうち2,30年前の秋に周囲に積もっていた枯葉の匂いの濃さで決定される部分の好みに合致する相手の、大人の体の中に入っていて二度とその狭いところから出ることができないし外を見ることもできないが意識はある幼い頃の自分の体を重たいけれど一緒に動かしている大人の体の中を外から探り当てるような抱き方。

2008年8月20日「作戦を一緒に立てる宇宙人」2008年9月16日「匂いの層の下に潜り込んでする抱き方」

0 件のコメント: