2009年10月27日火曜日

「通り過ぎる場所に届く葉書」

最初はそうでもなかったけれどたくさんの人が長い間に入学と卒業を繰り返す内に感傷的な気分になりやすい場所や時間帯が記録的な数になってしまった建物の隣にある、1万円を窓口で預けて数時間ぶらぶらして戻ってくると利子がついて1万数千円になって返してもらえるような銀行の隣にあって、関節とその周りの筋肉にやる気が感じられていつもより速く歩けてしまったり余計な動作が加わってしまったりするのが止まらない日に通り過ぎる、しばらくかまわずにいれば元に戻るのでそっとしておいて欲しいと言われているものばかりが並んでいる場所に届く、爆発するかもしれない危険なものを風呂敷で幾重にも包んで部屋の中心に置きながらそれを中心にその周りで続ける生活の様子を伝える、送った人の困った顔をした肖像画が真ん中に大きく描かれていてその回りにその人のセリフとして小さな文字で長々と文章が書かれている葉書。

2009年9月25日「銀行の隣にあって通り過ぎる場所」2009年10月9日「生活の様子を伝える葉書」

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